イチジクの挿し木苗 鉢底より約35cm.品種：アルマ (Alma)この苗木は長い間日本国内で販売され流通しいてきた、果皮が緑から黄緑色で果肉が鮮やかな赤色のアルマと呼ばれるイチジクではありません。この苗木はVernino別名アリソン「Allison (100% Carica)」の♀とハマ「Hammaカプリフィグ（50% Palmata)」の♂との交配種で、25%のパルマタ（Palmata)の血統を持つ、1974年にテキサス農業実験ステーションによりリリースされた真性のアルマ（Alma)に由来する品種です。
豊産性で樹勢も強く、苗木も比較的早い段階で結実します。ジューシーで甘味も強く風味の良い高品質な美味しいイチジクです。果実画像は全て当地山梨で栽培している鉢植の木から昨年撮影したものです。
因みに、アメリカではテキサス州や米国南東部地域に推奨され広く栽培されていますが、アジア地域での記録は少ないようです。ただ、日本山東省嘉祥県にある嘉祥（Jiaxiang） イチジク研究所では早くから栽培されていたようで、ウエブサイトの「品種と製品の紹介」中にAlmaイチジクの画像を見ることが出来ます。